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　イワモト　ヴァイオリン教室のブログへようこそ。

　イワモト　ヴァイオリン教室では
　専門家を目指す方だけではなく、趣味で習う方にも
　「正しい音程」　（正確な音程）
　「本格的な音色」（美しい音）でヴァイオリンを弾くための
　基礎的な演奏技術を大切に指導し
　一音いちおん丁寧に
　各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。

　ヴァイオリンが本当に上手に弾けるようになりたい方は
　当教室のバイオリンのレッスンをぜひ受けてみてください。

私のプロフィールやこのブログで書いたように

　散々、飲み歩いた…ということもありますが（笑）

　色々、教えていただいた…というより、こちらが何も尋ねていないのに

　次々、ヴァイオリンに関する貴重な話をそれはそれはもう沢山教えていただいた

　ヘンリク・シェリング先生は、今でも名盤として聴き継がれている録音の

　バッハ／無伴奏ヴァイオリン・ソナタ＆バルティータ（無伴奏）が有名です。

そうした

　無類の教えたがりのシェリング先生は、録音に加えて校訂譜も編まれましたが、

　［定盤］ならぬ［定番］とも評される録音とは運指も運弓も異なるその校訂譜が

　ある意図を以って編纂されていることは一聴瞭然ならぬ一目瞭然で、その片鱗は

　序文からも読み取れます。

にもかかわらず

　そうした相違と意図に気付けない独習者が「バッハ／無伴奏といえばシェリングが

　名盤♪」というノリで、その校訂譜通りに復習ってしまうのは仕方がないとしても、

　そうした相違と意図を踏まえない、というよりわからない指導者？が、あろうことか

　レッスンでこの校訂譜を通常の使用として推奨までしてしまっている例があるそうで

　「それじゃあ独習者と同じ（笑）」と笑ってしまいますが、その意図については

　シェリング先生から伺った話も踏まえて、機会があれば書きたいと思います。

そして

　バッハ／無伴奏ヴァイオリン・ソナタ＆バルティータ（無伴奏）の数多の名曲のなか

　パルティータ第２番終曲《シャコンヌ》は、その冒頭の荘厳な和音とともに知られた

　傑作ですが、その荘厳さを支えているのが、その冒頭の和音における

　「シ♭」と

　「ファ」の音であることは、言うまでもありません。

と書かれているのを見て

　バッハ／無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》の冒頭といえば

　ということで

　「「ファ」はともかくも

　　「シ♭」は無いのでは？」と思われる方が少なくないと思いますが

　一方で既述のように

　「「シ♭」の音とともに

　　「ファ」の音こそが荘厳さをもたらしている」と思った方は

　バッハ／無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》に関して正しいレッスンを

　行い受けられている指導者と学習者であると言えます。

それは

　バッハ／無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》の冒頭の和音は

と書かれているのを見て

　ヴァイオリンは

　バッハ／無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》に関して…というよりも、そもそもが

　ヴァイオリンの重音の演奏に関する正しいレッスンを行いもせず受けられてもいない

　指導者と学習者であると言えます。

何故なら

　というように黒い音符で示した［差音］が鳴り響き

　ということもありますが

　バッハ／無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》の冒頭を荘厳に奏でるために

　不可欠な音です。

さらに

　バッハ／無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》の冒頭に留まらず

　ヴァイオリンの和音の演奏に関する正しいレッスンを行い、かつ受けていれば

　ヴァイオリンの重音の演奏の際に［差音］に傾聴し活かすだけではなく

　場合によっては重音の演奏の際に［差音］を踏まえない事例もあることも

　指導され続けている筈です。

そして

　［差音］がバッハ／無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》の冒頭を荘厳に支える様子は

　両腕と頭で天の蒼穹を支えるとされるギリシャ神話の『アトラス』を彷彿とさせ、

　そうしたことからこの記事のタイトルを

　『バッハ／無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》を支える『アトラス』』

　と題しました。

はたしてあなたは

　バッハ／無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》の冒頭において

　［差音］が鳴り響き、それが荘厳さをもたらすという指導を受けられていますか？

はたしてあなたは

　バッハ／無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》の冒頭に留まらないあらゆる和音で

　ヴァイオリンの重音の演奏の際に［差音］に傾聴し活かすだけではなく

　場合によっては重音の演奏の際に［差音］を踏まえない事例もあるという

　指導を受けられていますか？

そうしたレッスンが受けられていなければ

　あなたがどんなに一生懸命、ヴァイオリンの練習を重ねたとしても

　あなたがどんなに一生懸命、ヴァイオリンの演奏を続けたとしても

　ヴァイオリンの本当の響きは奏でられず、その演奏は不安定なまま費えるのです。

しかしそうではなく

　和音で、重音の差音を活かす、活かさない、といったレッスンが受けられていれば

　あなたがヴァイオリンの練習を重ねれば重ねるほど

　あなたのヴァイオリンの演奏は綺麗で豊かで正確なものとなり

　ヴァイオリンで本当の響きを奏でられて、その演奏は盤石なものとなるのです。

はたしてあなたは

　ヴァイオリンで、本当の響きを綺麗に豊かに奏でてみたいとは思いませんか？

　ヴァイオリンを、練習や演奏するほどに安定して奏でたいとは思いませんか？

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カテゴリ： 音程の［壺］（つぼ　ツボ）