『洞窟の比喩』にみるヴァイオリンを最も美しい音で奏でる方法

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

ご存じのように

 ヴァイオリンにはギターのようなフレットが無いために

 ヴァイオリン正しい音程取ることが難しいと一般に受け取られています

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

しかし現実はその逆で

 ヴァイオリンにはギターのようなフレットが無いからこそ

 ヴァイオリン正しい音程取ることができます。

そして

 ヴァイオリンにはギターのようなフレットが無いからこそ

 ヴァイオリンヴァイオリンとして弾くためには、正しい音程の取り方、即ち

 ヴァイオリン本来音程の取り方を学ぶことが必須であり

 ヴァイオリン正しい音程で弾かれた時、最も美しい音が鳴り響くのです。

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

では

 ヴァイオリンを美しく奏でるために必須のヴァイオリン本来音程の取り方とは

 何かというと、まずその前に、ヴァイオリン正しい音程取るためには

 ヴァイオリンが正しく調弦されていることが前提となるため、はじめに

 正しい調弦方法を習得する必要があります。

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 

というように


 開放弦(左指で押さえない状態の弦)を完全5度で調弦

 完全5度の音程の振動の比率が2:3であることから

 3-2 =1は、調弦重音で弾いた2弦の振動の差を意味

 2の半分=1は、調弦重音で弾いた2弦の下の弦の1オクターブ下の音を意味

 2つの開放弦を完全5度に調弦して同時に弾いて

 下の弦の音の1オクターブ下の音が鳴っていれば

 2つの開放弦が正確に完全5度で調弦できていることになります。

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

その上で

 ヴァイオリンで正しい音程を取る方法は

 『ヴァイオリンは正しい音程の[壺]で奏でると、美しい音が朗々と響く』でも

 書いたように

 その音がもっともよく響くポイントである正しい音程の[壺](つぼ ツボ)を

 探し当てることにほかなりません。

具体的には

 『たった一音で理解する!ヴァイオリンの正しい音程の取り方』で書いたように

 ヴァイオリンが正しく調弦された状態で

 G線ファーストポジション1の指の

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 

の音の音程を取ろうとした場合


 その音程がかなり低くてもよく響かず

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 

(音符の位置をかなり低くしてイメージを表現しています


 その音程が僅かに低くてもよく響かず

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 

(音符の位置を僅かに低くしてイメージを表現しています


 その音程正しい音程であるとはっきりとよく響き

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 その音程が僅かに高くてもよく響かず

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 

(音符の位置を僅かに高くしてイメージを表現しています


 その音程がかなり高くてもよく響かない

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(音符の位置をかなり高くしてイメージを表現しています


 つまり

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 

(音符の位置を段階的に上下させてイメージを表現しています


 ということ

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 こそが正しい音程であり、それがもっともよく響く音程であると誰もが確認できる

 そのポイントこそが本来奏法での正しい音程の[](つぼ ツボ)なのです。

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

ここで大切なことは

 正しい音程の[壺](つぼ ツボ)は一つではなく

 『ヴァイオリンの名曲に見る伝統的な奏法

  正しい音程の[壺](つぼ ツボ)の実例』では

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 

の音の音程において


ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

(音符の位置を段階的に上下させてイメージを表現しています

ように赤い矢印


 主に2種類のよく響くポイントとしての[壺](つぼ ツボ)があることを示し

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 

の音の音程において


ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

(音符の位置を段階的に上下させてイメージを表現しています

ように赤い矢印


 主に5種類のよく響くポイントとしての[](つぼ ツボ)を示したように

 正しい音程の[](つぼ ツボ)は複数存在しています

そして

 実際にはその複数存在する正しい音程の[](つぼ ツボ)から最適な一つを選ぶ

 ことになりますが、その際も正しい音程の[](つぼ ツボ)である最もよく響く

 ポイントを探求する訓練を重ねていくこと

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 


ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 

の音の音程の違いや


 その他のより一層微細な音程の違いも

 開放弦と同名音でなくても

 開放弦との共鳴を聴かなくても、響きで判別し音が確定できるようになります。

つまり

 ヴァイオリン正しい音程は「響くポイントの[]で取れる」のであり

 そうした響きで正しく定められる音程は多彩な種類かつピンポイントなため

 もし仮にフレットでそれを用意するとなると、細かいフレットだらけになり(笑)

 そもそもフレットが示しているポイントより、更に厳格に位置が求められるとともに

 さらにはフレットが示すようなポイントでは、響きにより確定された位置とは異なり

 それゆえフレットが無いからこそヴァイオリン正しい音程で奏でられるのです。

ところが

 現在では既掲のような2つの開放弦を完全5度に調弦して同時に弾いて

 下の弦の音の1オクターブ下の音が鳴っていれば

 2つの開放弦が正確に完全5度で調弦できている…という

 ヴァイオリン本来調弦方法はおろか

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ
ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

(音符の位置を段階的に上下させてイメージを表現しています

ように赤い矢印で示した


 主に5種類のよく響くポイントとしての[](つぼ ツボ)は言うにおよばず

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 

 

(音符の位置を段階的に上下させてイメージを表現しています


 ということ

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

 こそが正しい音程であり、それがもっともよく響く音程であるという確認方法さえ

 学ぶことが難しい状況になっています

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

それにより

 ヴァイオリン音程は「響くポイントの[]で取る」のが本来奏法にも関わらず

 ヴァイオリン音程を単に「高い!低い!」という指導しかされた経験が無く

 ヴァイオリン音程は総て響き確定できることを知らず習わずわからない者が

 粗製濫造され、そのようなヴァイオリン本来奏法を学んでいない者が多少

 ヴァイオリンが巧みに操れるというだけで指導者として教え始めることになって

 しまいました。

その結果

 文字の書き方も教えずに、単に、文字を良く見ろ!だの、黙読しろ…だの

 とにかく線を書いてOCR(光学式文字読取装置)にかける…だの

 鉛筆を持つ手のを論じる…などという国語の授業は絶対に有り得ないのに

 音程の取り方も教えずに、単に、音を良く聴け!だの、頭の中の音…だの

 とにかく弾いてチューナーで測る…だの

 左手を論じる…などの多様な方法がヴァイオリン音程の取り方として

 市中に広まることになりましたが、実はそれらは何れもヴァイオリン本来

 音程の取り方とは直接関係のないものばかりです。

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

このような

 ヴァイオリンをめぐる状況は『洞窟の比喩』の[太陽]と[影]を想起させます。

『洞窟の比喩』は古代ギリシアの哲学者プラトンが「イデア論」の説明のために用いた

 有名な譬え話ですが、生まれた時から手足首を縛られ、前しか見えない状態のまま

 洞窟で過ごす人々は、背後に灯された火の存在は知らず、目の前の壁に映る[影]

 のみを世界の全てだと思い込んでいます

そうしたなか

 拘束を解かれた一人が洞窟の外に出て[太陽]こそが世界を照らすという真実を知り

 それを洞窟の他の住人にも伝えようとしますが、[影]しか知らない洞窟の住人たち

 は、彼の話を信じようとしなかった…というものです

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

既述のように

 ヴァイオリン正しい音程で弾かれると最も美しい音が鳴り響くのにも関わらず

 ヴァイオリン本来奏法を知らず、ヴァイオリン音程を単に奏でた結果の

 「高い!低い!」という[音高]でのみ捉えてしまうことは、『洞窟の比喩』の

 洞窟の中で[影]しか見ていないことに等しく、それは洞窟の中で拘束されている

 人々と同じにみえます。

しかし

 『洞窟の比喩』で拘束から逃れて洞窟の外に出られた人が、世界を照らしてるのは

 [太陽]だと気づいたように

 ヴァイオリンでも、ヴァイオリン本来奏法があることを知り、それを学ぶこと

 ヴァイオリンヴァイオリン本来の最も美しい音奏でることのできる[太陽]の

 ある世界に行けるのです。

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

そうしたことから私は

 未だ洞窟の[影]を見ている多くの方々に、ヴァイオリン正しい音程で弾く

 その時の響きの素晴らしさ、まさに[太陽]のある世界こそを知っていただき

 ヴァイオリンの本当の、本来の響きを奏でて欲しいと願って指導しています。

そして

 私の教室には音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように、

 趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、

 指導者(ヴァイオリンの先生)までもが習いに来ています。

もしあなたが

 現在のヴァイオリン演奏に満足を感じられていないのだとしたら

 ヴァイオリン本来奏法を学んで、暗い洞窟から明るい世界への

 新たな一歩を踏み出してみませんか。

ヴァイオリン 本来 奏法 響く ポイント 壺 つぼ ツボ

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