『センメルヴェイス』に想う、誰もヴァイオリンの音階練習をしていない?!

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

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今日では

 「手洗いは医療現場でも行う」こと

 「手洗いが感染症対策になる」ことは誰もがご存じのことと思います

しかし

 「手洗いが感染症対策になる」ことを発見した産科の医師であったセンメルヴェイス

 について、今でいうカルキの入った水溶液で両手を消毒することで産褥熱による

 死亡率を劇的に減少させられる科学的根拠を多数示したものの、当時の医学界には

 受け入れられず、職を奪われたうえ、精神科病棟に入れられ、47歳でこの世を

 去った[感染症予防の父の悲劇]を知る人は少ないと思います

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そうしたなか

 「手洗いが感染症対策になる」ことは知られてなかったものが知られたのとは反対に

 ヴァイオリンの分野では、誰もが当然知っていたことが今では知られなくなった

 惨状に陥ろうとしているです

それは

 ヴァイオリン音階練習を誰もしなくなってしまった…というより

 ヴァイオリン音階練習を誰も出来なくなってしまっているのです

と書くと

 「意外とみんな、音階練習ってしないんだ」と思った方や

 「私はきちんと音階練習をしていますよ」と思われた方が居るかもしれませんが、

 ヴァイオリン音階練習は、出来ないどころでなく、したくても出来なくなっている

 状況にあることが、この記事を読んでいただくとわかっていただけると思います

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ヴァイオリン音階練習教本としては

 初心者であれば『小野アンナ/ヴァイオリン音階教本

 (なお、その小野アンナの音階教本は、実は『フリマリー/バイオリン音階教本』を

  ただ単に、小野アンナが校訂しただけ…とは気づいていないヴァイオリン先生

  殆どという状況には驚かされます(驚))

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 上級者であれば『カール・フレッシュ/スケールシステム』ということ

 ヴァイオリンの学習者は勿論のことヴァイオリン指導者であれば

 誰もが知っています

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(Carl Fischer Music では、現在はグリーン:Va レッド:Vc 用です

ところが

 『カール・フレッシュ/スケールシステム』を練習している人は殆ど居ませんし

 『小野アンナ/ヴァイオリン音階教本』  を練習している人も殆ど居ませんし

 『フリマリー/バイオリン音階教本』   を練習している人も殆ど居ないのです

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何故なら

 たとえば

 『カール・フレッシュ/スケールシステム』は最初のページがCdur になっていて

 上に書かれているのがカール・フレッシュの元々の 運指(昔はこれだけでした)

 下に書かれているのがマックス・ロスタル先生による運指(フレッシュの運指

 復習い終わったら、こちらもやってみるように…と書かれています)で

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 スラーで印刷されているものの、最初はスラー無しで一音ずつゆっくり復習い

 その後にスラー、といういずれの場合においても、まず最初奏でるのは

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の音です


 この[ド]の音の音程の取り方キチンと説明できる人など、まず居ません。

そして

 音楽大学に進学しようとしている人達でも、[ド]の正しい音程の取り方も知らず

 音楽大学に入学した、音大生達でさえもが、[ド]の正しい音程の取り方も知らず

 音楽大学で指導している教授達でさえもが、[ド]の正しい音程の取り方も知らず

 音楽大学を卒業した、プロ演奏者でさえ、[ド]の正しい音程の取り方も知らず

 音楽大学を卒業した、指導者=先生でさえ、[ド]の正しい音程の取り方も知らず

 それは[ド]の音だけでなくヴァイオリンで他の音の正しい音程の取り方も知らず

 さらには信じられないことヴァイオリンにおける正しい調弦方法さえも知らずに

 ヴァイオリン正しい音程に近づくように弾きまくっているだけで

 ヴァイオリンを復習ったり、演奏したり、教えたりしているです

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などと書くと

 「一体全体、何を書いているんだ?」と呆れる方が居るかもしれません。

けれども

 『実は誰も練習していない?!カール・フレッシュ/スケールシステム

 (CARL FLESCH SCALE SYSTEM)』でも詳しく書いた

 物理的な事実としてのヴァイオリンの正しい調弦方法や

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 物理的な事実として

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(音符の位置を段階的に上下させてイメージを表現しています

ように緑の矢印紫の矢印で示した音程こそが


 正しい音程であり、それがもっともよく響く音程であると誰もが確認できる

 そのポイントこそが本来の奏法での正しい音程の[](つぼ ツボ)で、

 その2種類の正しい音程のうち

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がCdur の[ド]の音程であり

(音符の位置を少しだけ下げてイメージを表現しています


 上掲ではよく響くポイントとして確認できる[](つぼ ツボ)による実際の

 演奏上の判別方法を掲げていますが、この2種類の音程の高低の正しさは

 計算上からも確認されます。

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にもかかわらず

 こうした物理的な事実としてのヴァイオリン正しい調弦方法音程の取り方

 あなたの周囲の上級者音大生、音大卒生、プロ奏者、ヴァイオリンの先生に

 尋ねてみても、この事実は答えられず、この事実を実際に示せる人も殆ど居ません。

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では何故

 ヴァイオリン正しい調弦方法音程の取り方が忘れられてしまったのかといえば、

 ヴァイオリン音程は「響くポイントの[]で取る」のが本来奏法にも関わらず

 ヴァイオリン音程を単に「高い!低い!」という指導しかされた経験が無く

 ヴァイオリン音程は総て響き確定できることを知らず習わずわからない者が

 粗製濫造され、そのようなヴァイオリン本来奏法を学んでいない者が多少

 ヴァイオリンが巧みに操れるというだけで指導者として教え始めることになって

 しまったからなのです

その結果

 文字の書き方も教えずに、単に、文字を良く見ろ!だの、黙読しろ…だの

 とにかく線を書いてOCR(光学式文字読取装置)にかける…だの

 鉛筆を持つ手のを論じる…などという国語の授業は絶対に有り得ないのに

 音程の取り方も教えずに、単に、音を良く聴け!だの、頭の中の音…だの

 とにかく弾いてチューナーで測る…だの

 左手を論じる…などの多様な方法ヴァイオリン音程の取り方として

 市中に広まることになりましたが、実はそれらは何れもヴァイオリン本来

 音程の取り方とは直接関係のないものばかりです

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そして

 既掲のように物理的な事実を示しても、それを知ろうとしない人達が溢れる有様は

 手洗いの有効性を科学的に示したのに、それを受け入れようとしなかった冒頭既述の

 センメルヴェイスに対する当時の医学界の有様と同じように感じます。

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さらに

 手洗いの有効性の場合、知られていなかったものが知られるようになったのに対して

 ヴァイオリンの場合は、知られていたものが知られなくなってきているのですから

 事態はより一層深刻です

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私の教室には

 音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように、

 趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、

 指導者(ヴァイオリンの先生)までもが習いに来ています。

そして

 そのすべての方において

 ヴァイオリン本来奏法調弦して

 ヴァイオリン本来奏法音程取る美しい音が朗々と鳴り響き、そのうえで

 ヴァイオリンの名曲を奏でることで、ヴァイオリン本来の魅力が発揮されています

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であればこそ

 ヴァイオリン本来奏法未だ知らない一人でも多くの人たちが

 そのことに気づいて、ヴァイオリン本来奏法を学ぶこと

 ヴァイオリン本当響きを奏でられるようになり、それによって

 ヴァイオリン本当上達できることを願ってやみません。

もしあなたが

 ヴァイオリンが思うように弾けないと悩んでいたり

 ヴァイオリン音程常に不安を感じていたり

 ヴァイオリン演奏に自信が持てないのであれば

 ヴァイオリン本来奏法を知って学ぶことで、これらの問題は解決できるのです

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