バッハの無伴奏とパガニーニのカプリースと『6人の盲人と象の物語』に想うヴァイオリン上達の秘訣

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
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 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 確定 レッスン 指導 バッハ 無伴奏 パガニーニ カプリース

世間ではよく

 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)は何とか弾けても

 パガニーニ/24のカプリース(綺想曲)は難しくて弾けない…などといわれますが

 実はそれはとんでもない間違いで

 『大体不適?

  音程の取り方も知らずにバッハ/無伴奏を弾く無謀さで詳しく書いたように

 パガニーニ/24のカプリース(綺想曲)こそがヴァイオリンの基礎であり

 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)は応用なのです。

このこと

 ある一つの音程の取り方を例にとっても説明できます。

たとえば

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音程はどのように取りますか?


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ように


 「ミ」の音の開放弦が共鳴する音程取る…と“だけ”思ったあなたは、

 残念ながら肝心なことが学べていない可能性があります。

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音程取る際には、


 次の三つの点を考慮する必要があり

 それらに気づいていることヴァイオリンを弾く上での大前提となります。

第一に

KAYSER 36 ETUDES カイザー ヴァイオリン練習曲 第1番 バイオリン レッスン 教室 音程 取り方

 

 

の音を正しい音程で弾くと


 

 

ではなく

 

 

ように


 「ミ」の開放弦が共鳴する音が明瞭に聞こえ

 それが弦の振動として目視さえできるほどに響いているかどうかです

第二に

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の音を正しい音程で弾くと


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ように


 「ミ」の開放弦が共鳴する音が聞こえるだけでなく

 「ラ」の開放弦の共鳴も聞こえることに気づけているかどうかです

第三に

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の音をほんの少し音程を下げて弾いた時に


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ように


 「ソ」の開放弦が共鳴する音程も存在することを学べているかどうかです

ちなみに

 上記の「ミ」の音程の認識が正しいことは、計算上でも確認できます。

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また

 既掲では、説明のために開放弦から興して音程を取りましたが

 必ずしも開放弦から興して音程を取らなくても

 ヴァイオリン音程は総て響き確定できることから

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赤い矢印で示した音程ように


 ヴァイオリン正しい音程奏でると美しい音が朗々と響くポイントである[

 (つぼ ツボ)を探し当てることよって正しい音程確定できます。

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の音では


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を多用する点で


 パガニーニ/24のカプリース(綺想)は基礎であり

 一方

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を旋律にも用いることもある点で


 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)は応用である

 とも言えるのです

そして

 上記のようなヴァイオリンを演奏するうえで当然習得すべき音程の取り方について

 ヴァイオリン本来奏法習得指導している先生のもとで学んでいる場合は、

 ヴァイオリン楽器や弓の選定や調整においても正しい音程での響きを最大限に

 追求しながら学習できます。

ところが

 上記のような音程の取り方など話題にも上がらない場合は、ヴァイオリン

 本来奏法習得せずに指導している先生に学んでいる可能性が高いのです

ですから

 ヴァイオリン楽器や弓や音楽を巡る話などがあれこれ語られても、

 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)において

 上記の「ミ」の音程の取り方をする名と理由が即答でき明確に説明できるような

 指導者のもとで学ばなければ、そのヴァイオリンレッスンレッスンごっこ(笑)

 でしかありません。

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インド発祥の寓話『6人の盲人と象の物語』は

 6人の盲人が象を触って、その感想を語り合うという話です

 一人目は、象の鼻に触り「象とは蛇  のようなものだ」と言い

 二人目は、象の耳に触り「象とは団扇 のようなものだ」と言い

 三人目は、象の足に触り「象とは木の幹のようなものだ」と言い

 四人目は、象の体に触り「象とは壁  のようなものだ」と言い

 五人目は、象の尾に触り「象とはロープのようなものだ」と言い

 六人目は、象の牙に触り「象とは槍  のようなものだ」と言って

 互いに譲りませんでした。

これは

 ヴァイオリン音程の取り方を巡って

 やれ、チューナー音程を取れると信じて疑わなかったり

 やれ、ピアノを叩き音程を取ればいいと宣っていたり

 やれ、頭の中の音で音程を取れるなどと宣っていたり

 やれ、歌ってみると音程が取れるなどと宣っていたり

 やれ、純正律だのピタゴラス音律などと宣っていたり

 やれ、開放弦から興し音程取るなどと宣っていたりと

 それぞれに異なる主張をしている状況にあるのとよく似ています

そしてそれは

 ヴァイオリン音程は「響くポイントの[]で取る」のが本来奏法にも関わらず

 ヴァイオリン音程を単に「高い!低い!」という指導しかされた経験が無く

 ヴァイオリン音程は総て響き確定できることを知らず習わずわからない者が

 粗製濫造され、そのようなヴァイオリン本来奏法を学んでいない者が多少

 ヴァイオリンが巧みに操れるというだけで指導者として教え始めてしまった結果

 なのです

そうしたなか

 『6人の盲人と象の物語』は

 自分の見ているものがすべてではないこと、だからこそ他人の見解にも耳を傾ける

 ことが大切で、視野を広く持つことで世界が開けることを教えてくれます。

この記事では

 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)と

 パガニーニ/24のカプリース(綺想の「ミ」の音程について書きましたが、

 ヴァイオリンは、あらゆる学習段階の、あらゆる楽の、あらゆる音程で、常に

 ヴァイオリン音程は総て響き確定できることを指導され続ける必要があります。

はたしてあなたは

 既掲の「ミ」に留まらないあらゆる音で、ヴァイオリン本来奏法である

 ヴァイオリン音程は総て響き確定できるという指導受けられていますか?

そうしたレッスンが受けられていなければ

 あなたがどんなに一生懸命、ヴァイオリン練習を重ねたとしても

 あなたがどんなに一生懸命、ヴァイオリン演奏を続けたとしても

 ヴァイオリン本当響き奏でることはできないのです

であればこそ

 今は既述のような多様なヴァイオリン音程の取り方のるつぼの中にいたとしても

 あなたが視座を高め、ヴァイオリン正しい音程の[]を見つけることができれば

 上達への新たな扉が開かれるのです

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