ヴァイオリンのあらゆる曲が誰でも美しく弾ける!今まさに失われつつある演奏技術とは

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 専門家を目指す方だけではなく、趣味で習う方にも
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

 ヴァイオリン本当に上手に弾けるようになりたい方は
 当教室バイオリンレッスンをぜひ受けてみてください。

ヴァイオリン 演奏 技術 要 忘れられる バイオリン 教室 レッスン 響き 響く ポイント 壺 つぼ ツボ 音程

ヴァイオリン演奏技術について

 多くの専門書が存在し

 多くの専門家が存在し

 多くの教育機関も有り

 多くのネット情報も有る…にもかかわらず

 失われつつあるものや

 失われてしまったものがあることを、ご存じでしょうか?

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たとえば

 『微細な違いに気づく? 気づかない?

  ヴァイオリンの音程を響きで確定させることとは』の記事中で書いたように

 ローラ・ボベスコがクルト・ヴェスの指揮でブラームスの協奏曲を演奏した際に

 衝撃を受け、実際に弾き方を教えていただいたブラームス/ヴァイオリン協奏曲の

 下掲の部分のトリルの掛け方が今日一般に行われているトリルとは違うこと

 知る人は殆ど居ません。

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また

 Ševčík(セビシック/セヴィシック/セヴシック/セブシック)が

 クロイツェル教本の学習方法について詳しく書いた

 R.KREUTZER Etudes-Caprices with analytic studies by Ot.Ševčík Op.26 は

 下掲のように実物があるにもかかわらず、もはや市中では手に入りません。

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さらに

 『ヴァイオリン奏者必読!正しい調弦(チューニング)方法とは?で書いた

 タルゴンスキーの偽ハーモニックスについて、私は最近ある作品の演奏において

 この技法の資料とともに音大生に指導を行う機会がありましたが、それについて

 そのような資料を提示できる人も、指導できる人も、他にはもはや居ません。

などと書くと

 それらは確かに、失われたり、失われつつある演奏技術なのかもしれないけれども

 それらは何れも、あまりメジャーでない特殊な演奏技術の類ではないか?という声が

 聞こえてきそうです


それなら

 こちらの作品、すなわちパガニーニ/無窮動の演奏方法が、今日ではすっかり忘れ

 去られてしまっているということについては、どうでしょうか?

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これも

 パガニーニ/無窮動だなんて、今でも普通に演奏されている…といわれそうです

 パガニーニ/無窮動の演奏として、例えばパールマンやズーカーマンやチョン・

 キョンファなどの名手を育てた名伯楽のイヴァン・ガラミアンをして、最晩年に

 「あなたが教えた最も才能のあるヴァイオリニストは誰?」とのインタビューに

 「マイケル・レビンだ!まるで欠点がなかった」とまでいわしめたレビンの演奏

 ネット上で簡単に聴くことができます。

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そうであるにもかかわらず

 パガニーニ/無窮動の演奏方法は、今日ではすっかり忘れ去られてしまっていて

 私も、その演奏方法がわかっているにもかかわらず

 私も、その演奏方法がわからないのです

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それは

 私のサイトのTHE DOUNIS COLLECTIONのページで掲げたエチュード集の

 http://www1.ttcn.ne.jp/~paga252/dounis.htm

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 ドゥニース(Demetrius Constantine Dounis 1886-1954)によると

 ブルメスター(Willy Burmester 1869-1933)や

 トムソン(César Thomson 1857-1931)や

 それ以外の複数のヴァイオリニスト達が演奏会で、下掲の譜面のように、つまり

 フィンガード・オクターブで弾いていたというのです

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すなわち

 フィンガード・オクターブの弾き方を知っている…という点では

 私も、その演奏方法がわかっているにもかかわらず

 フィンガード・オクターブでパガニーニ/無窮動のように高速かつ連続で弾くには

 私も、その演奏方法がわからないということなのです

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事実

 バガニーニ(Niccolò Paganini 1782-1840)の弟子であった

 シヴォリ(Ernesto Camillo Sivori 1815-1894)に学んだ

 父親の指導受けたフランチェスカッティ(Zino Francescatti 1902-1991)は

 そうした点でパガニーニの直系といえますが

 そのように、パガニーニの直系であるフランチェスカッティの全盛期に収録された

 メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏でのフィンガード・オクターブを聴く

 フィンガード・オクターブを軽々と完璧に弾き通していることからも

 フィンガード・オクターブでパガニーニ/無窮動を弾いていたヴァイオリニスト達が

 実際に居たというドゥニースによる伝聞は、信じるに値するものだと感じられます。

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そして

 現代の我々が行っているフィンガード・オクターブとは違うということだけでなく

 現代の我々の運指自体、フィンガード・オクターブに留まらず、そもそもその

 圧力・角度・筋肉の使い方・構え方まで含めて総てが根本的に違うのではないか?

 とさえ思わされます。

と書くと

 それらも確かに、失われてしまったといえる演奏技術なのかもしれないけれども

 あまりメジャーでない特殊な演奏事例の類ではないか?と思われるかもしれません。


ところが

 既述の何れとも関連する、ヴァイオリン演奏の要ともいえる演奏技術が今まさに

 忘れられこそしていないものの、知らない人だらけになりつつあり

 忘れられようとしているです

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その技術とは

 『決定的な誤解!ヴァイオリンの音程は[改善]ではなく[開栓]するもの!

 で書いたように、ヴァイオリンの音程を取る手掛かりとなる、その音程における響き

 の凹凸、つまり「響くポイント」と「その他響かない箇所」を探し出すことです。

それにより

 「響くポイントの[]」がギターのフレットより遥かに多数存在するヴァイオリン

 では、単に他の弦の共鳴に留まらず、ファ♯とソ♭といった微細な音程の違いでさえ

 個々の音程における響きの凹凸、つまり「響くポイント」と「その他響かない箇所」

 を認識することで、正確音程が判別可能となるのです

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そして

 ヴァイオリンを弾く上で必要な運弓、運指ビブラート音色、更には楽器の選択、

 弓の選択、松脂や弦の選択に至るあらゆること

 「響くポイントの[]」で音程取るというヴァイオリン本来奏法の上にこそ

 はじめて成り立つものなのです。

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そうしたこともあり

 私が知ることが出来た世界的なヴァイオリニスト達の練習方法をみても

 その全員が、どのような時も、どのようなにおいても、まずは

 ゆぅ~~~っくりと、一音いちおん弾いて練習

 ユゥ~~~ックリと、一音いちおん確認しながら弾き

 ゆぅ~~~っくりと、一音いちおん「拍節の[]」に向かって音を並べつつ

 ユゥ~~~ックリと、一音いちおん音程の[]」を確認しながら弾くという

 拍節においても音程においても常に](つぼ ツボ)を意識し目指し確認

 ながら復習っていたのです。

(「拍節の[壺]」については

 『一流満倍!? 正しい音程で速く弾けるヴァイオリン演奏

 「音程の[壺]」については

 『ヴァイオリンの「弦の寿命」と「正しい音程」“線香花火音感”の正体

 をご覧ください)

さらには

 世界的名奏者の方々のみならず、私たちもそのように復習うことで

 『ヴァイオリン学習者が確実かつ急速に上達する指導を巡る3つの思い』にも

 書いたように、「正しい音程」の「美しい音」で「朗々と響く」ようになるので

 楽器もどんどん、どんどん、よく鳴るようになり

 演奏もどんどん、どんどん、上手に聴こえるようになり

 その結果[上達のワープ]ともいえるような急速な上達につながるのです

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にもかかわらず

 世間では「響くポイントの[]」には触れず、ヴァイオリン音程の取り方として

 アマチュアのみならずプロや、はては指導者から音大の教授までもが

 やれ、チューナー音程を取れると信じて疑わなかったり

 やれ、ピアノを叩き音程を取ればいいと言っていたり

 やれ、頭の中の音で音程を取れるなどと言っていたり

 やれ、歌ってみると音程が取れるなどと言っていたり

 やれ、純正律だのピタゴラス音律などと言っていたり

 やれ、開放弦から興し音程取るなどと言っていたりするのです

それは

 『決定的な誤解!ヴァイオリンの音程は[改善]ではなく[開栓]するもの!

 で書いたように

 ヴァイオリンは、その音程を「響くポイントの[壺]で取る」という本来の奏法を

 [当然]学び知り奏でる人達によって教えられてきましたが、他の分野と同様、

 [当然]とされることは敢えて語られないために、ヴァイオリン愛好者の急増や

 教育機関の乱立により、そうした[当然]を伝えてもらえなかった学習者が

 粗製濫造されてしまったことも背景にあるのです。

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だからこそ

 私のサイトのヴァイオリンの音程の取り方のページにも書いたように

 そうした音程を取る際には響きを求めるので、

 運指(左指)とともに運弓(右手)の技術も必要で

 そうした音程を探究する訓練こそが、

 ヴァイオリン演奏技術の根幹を成すものであることを知る必要があり

 今まさにその貴重な演奏技術が忘れられようとしているのです。

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ヴァイオリンにおいて

 その音が最も響く[壺]を意識することなく

 様々エチュードやスケールや課題次々に弾き進めてしまうようなレッスン

 様々なブロックを無造作に次々と並べてしまっているようなものです

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そうではなく

 その音が最も響く[]を要とするヴァイオリン本来奏法を学ぶこと

 様々なブロックが色ごとに整然と美しく並ぶかの如く

 様々なエチュードやスケールや課題曲を整然と美しく奏でられるようになるのです。

私の教室には

 音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように、

 趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、

 指導者(ヴァイオリンの先生)までもが、既述の今まさに忘れられようとしている

 演奏技術学び、整然と美しい音を響かせています

もしあなたが

 エチュードやスケールや課題を一生懸命に練習しても思うように上手くならない

 と感じているなら、「響くポイントの[]」で音程取るというヴァイオリン

 おける最重要技術を学んで、どのようなも整然と美しく奏でてみませんか?

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よろしければ、こちらの記事もご覧ください。


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