99%が知らないヴァイオリン上達の秘訣と『革命的ヴァイオリン入門教本』の真実

本当に上達したい方のためのヴァイオリン教室です ヴァイオリン教室 バイオリンレッスン

モバイルでは端末を横長にしてご覧ください)

(iPhoneなどで端末を横長にして画面の左側にブックマークなどの表示が出る場合は

  画面最上部のアドレスバーの左側の青くなっているブック(本)のマークのアイコンをクリックすると消えます)

 イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。

 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

革命的ヴァイオリン入門教本 玉木宏樹 ヴァイオリン 上達 秘訣 公開

ヴァイオリン入門教本の秘話

 夏の暑さが収まると、ヴァイオリンにとっても一年で一番快適な季節を迎えます。

 秋はヴァイオリンの音が最も美しく響く季節。これからヴァイオリンを始めたいと

 思っている方にとっても、絶好のタイミングです

 

 ということで、今回はヴァイオリン入門教本の秘話から、ヴァイオリンを弾く上で

 最も重要なポイントをお届けします。ヴァイオリンをこれから始められる方は

 もちろん、すでに弾ける方にも大いに役立つ内容です

 

 「どうして正しい音程が取れないのか」と多くの人が悩みながらも、その解決法を

 知らずに練習してしまっている、その根本原因を知れば、あなたのヴァイオリン

 演奏は一気に上達へと向かうでしょう。

 

ヴァイオリン入門教本の選び方

 ヴァイオリンの入門教本といえば、新しいヴァイオリン教本、スズキメソード、

 篠崎バイオリン教本などがよく知られていますが、その他にもさまざまな教材が

 出版されています教本を選ぶポイントは、楽器の構え方、右手の使い方、

 左手の使い方など、ヴァイオリンを弾く上で必要な項目が記載されており、かつ

 技術的に無理なく学べるような教本であれば、確実上達が期待できます。

 

 といっても、どの教本も同じように見えてしまうかもしれません。たとえば、

 ヴァイオリン入門教本の一つに、『革命的ヴァイオリン入門教本』があります。

 

 この教本は、練習曲や曲の順番などにおいても、これからヴァイオリンを始める方が

 技術的に無理なく上達していけることを最大限に考慮して作られています。巻末には

 弦の張り方、楽器持ち方、弓の説明、調弦のやり方、運指、駒の調整法、お手入れ

 まで、写真入りでまとめられています

 

天才音楽家・玉木宏樹氏という人物

 『革命的ヴァイオリン入門教本』の著者、玉木宏樹氏は単なるヴァイオリニストの

 枠を超えた音楽家でした。パガニーニ/24のカプリースを自在に転調して即座に

 弾いてしまうだけでなく、ロック、ジャズ、演歌、邦楽、クラシック等々、あらゆる

 ジャンルで圧倒的な演奏を披露し、また、作家としても合唱コンクール課題

 現在も使われているCMを手がけるなど、多彩な才能を発揮されました。

 

 よく「純正律の主張者」という一面的な評価もされますが、それは玉木氏の多面的な

 才能のほんの一部に過ぎません。真の天才は、理論も実践も、そして様々なジャンル

 の音楽も自在に操ることができる――それが天才・玉木宏樹氏だったのです

 

 そんな玉木氏が最後に取り組まれたのが「誰もが美しいヴァイオリンを奏でられる」

 『革命的ヴァイオリン入門教本』の制作でした。

 

「空白ページ」に隠された秘密

 天才であるがゆえに「なんでも弾けてしまう」玉木氏にとって、学習者の方が躓く

 ポイントや、上達必要なステップを理解することは容易ではありませんでした。

 そこで、長年のヴァイオリン指導経験を持つ私、岩本浩一に、解説執筆と編纂協力

 の依頼がありました。

 

 実際に教本をご覧になった方は、楽譜と楽譜の間に空白が多いことに気づかれる

 でしょう。実はこの部分には、詳細な解説文を載せる予定でしたが、玉木氏の

 「譜面がすっきりした方が良い」という判断と、出版社側のページ削減要請により、

 巻末のセクションも含め、全体の解説が当初の数十分の一にまで削られたのでした。

 (実は、この削られた部分は連載記事の後に単行本としての出版が企画されましたが

 出版社の倒産により、どちらも幻に終わりました。)

 

空白ゆえの誤解と真実

 『革命的ヴァイオリン入門教本』は、ヴァイオリンを始める方に必要な項目を網羅

 しつつ、楽しく学んでいただけるようにという思いを込めて作られた教本です

 しかし、教本に十分な解説が載せられなかったことで、世間の誤解を招いてしまう

 こともありました。

 

 一例として、巻末の弓について説明している部分で、弓の毛を向こう側に倒している

 写真があります。これについて、「弓毛は向こう側に倒すべきではない」という意見

 も聞かれるようになってしまいました。

 

 弓の毛を向こう側に倒すことには、実は深い理由があります。

 第一に、弓毛を適切に倒すことで発音点が複数から単数になり音が澄むとともに、

 弦に接地している側の毛を支点として、残りの毛が作用点として動作すること

 弓毛に弾力が生まれ、多彩な表現と美しい響きの広がりが得られます。

 そして、弓を倒す際には手首の硬直を避けるため、手前ではなく向こう側に倒す

 ことが重要になります。

 

 これらは、かつて私が師事した歴史的名教師や、名奏者から直接学び得た内容に

 基づいています。歴史的名教師・鷲見四郎先生は、自らの論文を用いて、様々な

 技術を説明してくださいましたし、カラヤン時代のベルリン・フィルのコンサート

 マスター、ミシェル・シュヴァルベ先生からも数多くのことを教わりました。

 

 『革命的ヴァイオリン入門教本』は、このように歴史的名教師や名奏者の叡智が

 たくさん詰まった教本なのです

 

二重奏が効果的な理由――響きで覚える

 この教本正確には『革命的ヴァイオリン入門教本 (by Duo)』であり、先生

 生徒の二重奏の課題が中心となっています。それは単なる合奏にとどまらず、その

 根底には「ヴァイオリン響きによる音程の取り方」という重要なアプローチが

 あります。

 

 ヴァイオリンの音程の取り方は、楽器が発する音の響きの中から、最も響く音を

 選び取ることなので、まずはヴァイオリンの音の響きを聴くことがスタートライン

 となります。

 

 ヴァイオリン音程チューナーピアノに頼るのではなくヴァイオリン響き

 耳を傾け、その響きを感じ取りながら合奏することで、耳が次第にヴァイオリン

 響きに慣れ、正しい音程が取れるようになっていきます。

 

 このヴァイオリンの響きを聴く技術を身につけないまま進んでしまうと、必ず途中で

 「正しい音程が取れない」「思うような音楽表現ができない」などの壁に突き当たり

 ます。詳しくは『なぜ99%のヴァイオリン学習者が上達しないのか?』で解説して

 いるように、現代のヴァイオリン教育には上達を阻む問題点に溢れています。

 

 しかし、二重奏に限らず、ヴァイオリン響き聴く技術きちんと学びながら、

 ヴァイオリン響きを意識して練習を重ねることで、この先も音程で悩むことなく

 ヴァイオリン本来の美しい「音」で、豊かな響きの「音楽」を演奏できるようになる

 のです

 

時代を超えて愛され続ける教本

 この教本の「革命的」というタイトルは、出版社の販売戦略と、玉木氏の前著である

 『革命的音階練習』とのシリーズ化を図ったものでした。しかし、その内容は、

 タイトルとは裏腹に伝統的でオーソドックスなものとなっています。だからこそ、

 確実で効果的な上達が実現できるのです

 

 実際にこの教本を使用された学習者の方のAmazonレビューでは、

 「音程の取り方が分かりやすい」

 「今まで習った中で最も効果的」

 などの声が寄せられています

 

 また、実際にこの教本を使用されている先生方からは

 「この教本の特徴は、初心者でも美しい音が出せるように工夫されていること

 「従来の教本とは全く異なるアプローチ」

 といった評価をいただいています

 

 出版社が倒産したにも関わらず、この教本が現在も販売され続け、時代を超えて

 愛用されていることは、教本の解説や編纂に関わった者として嬉しい限りです

 

確かな技術で活躍する未来へ

 イワモト ヴァイオリン教室では、教本では伝えきれなかった詳細な解説をレッスン

 で丁寧にお伝えしています。どの教材にも言えることですが、書面にすべてを記す

 ことは到底不可能なため、それを補い、正しく上達するために、直接レッスン

 受けこと必要です学びの中で疑問が生じた際は、そのままにせず、それを

 解消していくことで、上達のスピードが加速します。

 

 ヴァイオリンでは、響きを聴き分ける技術が身についているかどうかが、この先の

 上達を大きく左右します。特にプロでは、選ばれる人になるために、この響き

 基づく演奏ができることは大きな武器となります。

 

 当教室で「ヴァイオリン響きによる音程の取り方」を教えるのは、ヴァイオリン

 本来の美しい音色と豊かな響きが弾く人に演奏する楽しさをもたらし、未来の選択肢

 を広げてくれるからです

 

 未来は、行動しなければ変わりません。

 ヴァイオリンならではの美しい音演奏を楽しみたい方、そしてヴァイオリン

 活躍の場を広げたい方は、ぜひ当教室のレッスンにいらしてみてください。

 東京都狛江市にある美しい音色・正しい音程・伝統の奏法重視の

 「イワモト ヴァイオリン教室」

 住所(狛江教室):〒201-0003 東京都狛江市和泉本町2-31-4メイプルビル301

 営業時間    :10:30~23:30(日・月・水・木・土)

 アクセス

 生徒さんの感想(Googleへのレビュー)

革命的ヴァイオリン入門教本 玉木宏樹 ヴァイオリン 上達 秘訣 公開

各色のマークをクリックすると、関連リンクが表示されます。


(下掲のボックスでブログ(サイト)内の検索ができます)

 

 

このブログの文章・画像・その他のコンテンツを含む一切の転載をお断りいたします

 究極のヴァイオリン奏法