実事求是――ヴァイオリン演奏が劇的に上達する普遍的〈音程判別法〉

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

 音程 不安 チューナー 頼らず 響き 凹凸 聴き分 普遍的 音程 判別法 練習 効率 大幅 アップ ヴァイオリン 演奏 劇的 向上

見えない音程の基準を、まるで日時計のグノモンの影を読むように――“響き”の凹凸を
キャッチする普遍的〈音程判別法〉で、あなたの演奏確かな指針を与えます!

音程の不安、感じていませんか?

 あなたはヴァイオリン音程を改善しようとネットで検索すると

 「チューナーピアノ確認する」「音律・セント」といった情報ばかりがヒットし

 結局は勘と経験任せになっていませんか?

 或いは、自分の音程は大丈夫と思いつつも、実際の演奏で迷いを抱えていませんか?

 

 そのままでは、どれだけ練習しても音程不安定さは拭えず、 上達も覚束きません。

 

 そこで、本記事では、ヴァイオリン演奏において、同じ音符でも正確には5種類

 ある「シ」の音程のうち特に2種類に限定して違いを明確に確認できる普遍的な

 〈音程判別法〉を紹介します。

 

 この手法による確認で、あなたの練習は劇的に効率化し、 上達への大きなきっかけ

 となるでしょう。

 

音程確認の前提――ヴァイオリンの正しい調弦

 ヴァイオリンの音程の取り方のページにも書いたように

 ヴァイオリンで調弦を正しく行うために[差音]は欠かせません。

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というように[ソ][レ][ラ][ミ]の音で調弦する際には


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調弦では

 

 

 

調弦では

 

 

 

調弦では

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差音

 

 

 

差音

 

 

 

差音が響くように調弦します。


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 この正しい調弦による開放弦の音程を基に、音程の判別方法を説明してみます。

 

「シ」の音程どうするのか?

 例えばこのような音があったとして

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 まず「ファ♯」の音程

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 開放弦の「ラ」と重音で調和する音程で取っても

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 4の指を、開放弦の「レ」と同じ音程にした音と調和する音程で取っても

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 どちらの取り方でも同じ音程です

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 そして「レ」の音の音程は、開放弦で弾けば、開放弦の音程のままです

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 ところが「シ」の音の音程はどうするのか?ということになります。

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 そこで「シ」の音を

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 開放弦「ミ」の音と調和させるためには、少し高い音程にする必要があり

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(音符の位置を少し上下させて

 音程の高低をイメージさせています


 開放弦「レ」の音と調和させるためには、少し低い音程にする必要があります。

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(音符の位置を少し上下させて

 音程の高低をイメージさせています


 つまり「シ」の音程には2種類あることが、開放弦との重音確認できます。

 (なお正確には、全部で5種類の音程がありますが、ここでは開放弦との重音により

  どなたでも確認できる2種類に限って説明しています

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 そして「シ」の音を

 いままでの説明で示した開放弦「ミ」の音と調和する少し高い音程演奏すると

 メロディーとして「シ」の音が正しい音程に聞こえます

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 いままでの説明で示した開放弦「レ」の音と調和する少し低い音程演奏すると

 メロディーとして「シ」の音が少し低く外れているように感じます。

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 ところが、上掲の「シ」の音の音程少し低く外れているように弾いた場合にこそ

 正しい音程となるケースもあるのです

 

低く外れて聴こえても、それが正解?

 「シ」の音の音程少し低く外れているように弾いた場合にこそ、正しい音程となる

 それは

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という単音ではなく

 

 

 

という重音で演奏する場合で


 この譜例は、ヴァイオリンの学習者において必修のエチュードである

 『カイザー』の第20番の冒頭部分の音形です。

(下掲は

 『金科玉条――カイザーにみるヴァイオリン上達の不変的な〈鉄則練習法〉』で

 詳述したジョーゼフ・ギンゴールド校訂のインターナショナル版『カイザー』の

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 第20番の冒頭部分です

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 ここで

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という重音演奏する場合に


 「ソ」の音は

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 開放弦「ソ」が共鳴する音程で取った場合

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 開放弦「ミ」の音と調和させた、少し高い音程の「シ」で演奏すると

 「シ」と「ソ」の重音部分で音が調和せず

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 開放弦「レ」の音と調和させた、少し低い音程の「シ」で演奏すると

 「シ」と「ソ」の重音部分で音が調和することから

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 ここでの「シ」の音程は、少し低い音程演奏する必要があります。

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(音符の位置を少し上下させて

 音程の高低をイメージさせています

の場合は

 

 

 

という[差音]が聞こえ


 一方

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(音符の位置を少し上下させて

 音程の高低をイメージさせています

の場合は

 

 

 

という[差音]が聞こえます。


 しかし、説明のために開放弦との重音から「シ」の音程を取りましたが

 そのように開放弦と調和する音程としての重音から音程を取らなくても

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(音符の位置を少し上下させて

 音程の高低をイメージさせています


 という音程の微調整を行うと

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(音符の位置を少し上げて

 音程の高低をイメージさせています

 

 

(音符の位置を少し下げて

 音程の高低をイメージさせています

 

 

 

 

 


 響くポイントであることがわかります。

 このように『カイザー』の第20番の冒頭部分の音形だけを見ても、

 正しい音程を判別できるこうした普遍的な〈音程判別法〉が存在するとともに

 正しい音程を取るには、こうした普遍的な〈音程判別法〉を指導されなければ

 ならないのです。

 そのため、正しい音程を判別する普遍的な〈音程判別法〉ということで

 『カイザー』の第20番の冒頭部分に留まらず、例えばŠEVČÍK OPUS 9 の

 BOSWRTH版の冒頭にも、まったくこれと同じ判別方法がSIMON FISCHER

 によって解説されています。

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 そして、既述のように音程の微調整によって響くポイントとして正しい音程が判別

 できましたが、これこそが開放弦と同名音ではないそれ以外の総ての音程で、

 正しい音程は“響き”の凹凸で判別できるようになるということの一例なのです。

 ヴァイオリンの音程の取り方のページでも書いたように

 ヴァイオリンで正確な音程を取るためには、楽器から出る音の“響き”を聴き分け、

 “響き”の凹凸の中から響く音を選び取るのが基本ということなのです。

 

見失われる普遍的な〈音程判別法〉

 こうした普遍的な〈音程判別法〉は、既掲のやり方以外にも複数存在し、

 ヴァイオリンのあらゆる、エチュード、楽における、総てので適用できます。

 そして、普遍的な〈音程判別法〉で練習することで、様々常に正しい

 音程で奏でられ、短期間で効率的に、そして確実に演奏技術上達させられます。

 

 ところが現代では、ヴァイオリン愛好者の急増や教育機関の多様化により、普遍的な

 〈音程判別法〉が必ずしも学び伝えられていません。また、インターネットを通じた

 情報発信の自由化によって本来指導法が見失われがちです。その結果、必ず学び

 踏まえるべき練習方法が知られず、表面的にを弾き通すだけの練習をしてしまって

 いるケースが増えています

 

普遍的な〈音程判別法〉でこそ練習する

 イワモト ヴァイオリン教室では、単にを「通す」だけで終わらせず、必ず学び

 踏まえるべき普遍的な〈音程判別法〉を前提としたレッスンを行っています。

 

 ▶『カイザー』はもちろん、その他のあらゆる音形や楽曲でも〈音程判別法〉を伝授

 ▶一般の方に加えて音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンでも、その方法を伝授

 ▶基礎から応用まで、一歩ずつ確かなステップで身につけられます。

 

 日時計のグノモン影を読むように響き”の凹凸をキャッチする普遍的〈音程判別法〉

 で練習することで、常に正しい音程弾けることになり、演奏技術と表現力の向上を

 より一層短期間で確実に得ることができます。

 そしてそれは、勘と経験任せになっていた曖昧な音程の取り方ではなく

 あらゆる楽演奏において“響き”の凹凸で音程が判別できる点でまさに

 [実事求是]と言えるでしょう。

 

 「を弾き通す」だけでは得られない、常に正しい音程で演奏できる練習方法を、

 こうした手法の積み重ねで確実に身につけたい方は、イワモト ヴァイオリン教室

 ぜひお越しください。

 東京都狛江市にある美しい音色・正しい音程・伝統の奏法重視の

 「イワモト ヴァイオリン教室」

 住所(狛江教室):〒201-0003 東京都狛江市和泉本町2-31-4メイプルビル301

 営業時間    :10:30~23:30(日・月・水・木・土)

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