小野アンナ、カール・フレッシュ『スケールシステム』はこう使う
(モバイルでは端末を横長にしてご覧ください)
(iPhoneなどで端末を横長にして画面の左側にブックマークなどの表示が出る場合は
画面最上部のアドレスバーの左側の青くなっているブック(本)のマークのアイコンをクリックすると消えます)
イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
『カール・フレッシュ/スケールシステム』が有名です。
ヴァイオリンの指導においても「基本中の基本」として長年にわたり推奨され、
ヴァイオリンを弾く方なら一度は手にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、これらの教本が手元にあるものの
「どのように使ったらよいかわからない」
音階練習では、ひたすら何度も繰り返す、あるいは、速くスムーズに弾けることを
何度も繰り返し練習すれば、ヴァイオリンは上手くなる、音程もだんだん改善する
と考えていませんか?
大ヴァイオリニストのヨーゼフ・シゲティは
音階教本を練習しているのに上手くならない、一向に音程が改善しないと
感じているなら、その音階教本の使い方が間違っているのかもしれません。
その場合は、音階練習の基本を見直すことが、問題解決に役立ちます。
音階練習によってヴァイオリンの音程をよくすること、つまり、正しい音程で弾けて
いないものを正しい音程で弾けるようにしたいのなら、正しい音程が何かをわかって
いなければ、音程の改善は見込めません。
音階練習で正しい音程に矯正するには、自分の音程が正しいかどうかを判断する
ヴァイオリンの正しい音程は、その音の“響き”の中に見つけることができます。
ヴァイオリンの弦の上には、よく響く場所とあまり響かない場所が混在しています。
楽器から出る音の“響き”をよく聴き、その“響き”の凹凸の中から一番響くものを
選ぶと、それがその音の正しい音程となります。
そして、その“響き”に基づき音程を選択する方法こそが、ヴァイオリン本来の
ヴァイオリンにはギターのようなフレットがないため、音程の取り方のようなものは
存在しないと思われるかもしれませんが、ヴァイオリンには歴史的に確立された
ヴァイオリンの最大の魅力である、あの独特の美しい音色と朗々とした音の響き。
それらは、ヴァイオリン本来の音程の取り方で響く音を選び取られた結果、
ヴァイオリンの音程をピアノや電子チューナーなどを使って確認しているなら、
それらはいずれもヴァイオリンの“響き”に基づくものではないため、それらで
ヴァイオリンの正確な音程を取ることは不可能ですし、それではヴァイオリン
また、正しい音程のために指や手の形などを何とかしようとしている場合も、
一旦そこから離れて、まずは“響き”を聴き分ける耳を鍛えることです。
ヴァイオリンの正しい音程は、その響きの中に必ず正解があるからです。
詳細はサイトのヴァイオリンの音程の取り方のページもご覧ください。
注意すべき認識とその理由
・ヴァイオリンの音程をピアノの音や電子チューナーで確認している
→ヴァイオリンの“響き”により正しい音程を判断することが必要です。
・ヴァイオリンは音程よりも音色を大事にし、音程はその後に改善すればいい
音程の選択が結果として奏者の個性となります。
音階練習で最大の効果を得るために
音階練習は、どの楽器においても基礎的な訓練として重要視されています。
ヴァイオリンの場合、その必要性は一般的には以下のように考えられています。
・演奏技術の向上:指の動き(運指)や弓の動き(運弓)の正確さを磨く。
・音感育成と向上:音程の高さを聞き分け、正確に合わせる耳を養う。
・楽曲演奏への適用:音階練習を通じて得た感覚を、楽曲演奏で活用する。
これらは、音階練習を繰り返し行えば得られるものではなく、既述のような
ヴァイオリンの音程の取り方をわかったうえで行う必要があります。
ヴァイオリン本来の音程の取り方を学んでいくと、これらのことも
自然と身についていきます。
音階練習は、ヴァイオリン本来の音程の取り方をわかったうえで、
▶単音では楽器が[共鳴するポイント]、重音では[差音]を基準に音程を確認。
しかし、音階教本には、このような音程の取り方についての解説はありませんし、
詳しい使い方の記載もありません。
そして、ヴァイオリンの音程の取り方がわかったところで、響きの凹凸の中から
正しい音程を判断することは、独学では大変難しいため、響きに精通した
ヴァイオリンの本来の奏法を知る者に直接教えを請う必要があります。
響きを感じ取ることで生まれる変化
レッスン形態 教室の場所 空き状況のページの レッスン対象 にもあるように
当教室には、コンクール受験者やプロ奏者、指導者(ヴァイオリンの先生)まで
「ヴァイオリンの正しい音程の取り方を学びたい」とレッスンに通われています。
当教室でヴァイオリンの本来の奏法を学ぶと、どなたも正確な音程の
ヴァイオリン本来の美しい音が朗々と響く演奏へと進化していきます。
楽器の響きに耳を傾け、響くポイントを探求し続けていると、少しずつ楽器が
「共鳴するポイント」を感じ取り始め、正しい音程でよく響くようになります。
ヴァイオリンが深く美しい響きを放つようになると、演奏全体も格段に豊かな
表現力を持つものへと変わっていくのです。
音程改善への新たな一歩
そんな方に、当教室では、歴史的に確立されたヴァイオリン本来の奏法に基づき、
ヴァイオリンの“響き”の中から正しい音程を判断できるよう、一音いちおんの
ヴァイオリンの音程を改善し、ヴァイオリン本来の美しい音で奏でてみたい方は、
ぜひ当教室でその第一歩を踏み出してください。音程矯正の専門家があなたの
ヴァイオリン演奏を劇的に改善させ、新たな可能性を見出すお手伝いをいたします。
レッスンのお申込みはこちらから
(Carl Fischer Music では、現在はグリーン:Va レッド:Vc 用です)
(下掲のボックスでブログ(サイト)内の検索ができます)
このブログの文章・画像・その他のコンテンツを含む一切の転載をお断りいたします
カテゴリ: 究極のヴァイオリン奏法