『ヴァイオリン音階教本』を練習しても音程が改善しない本当の理由

小野アンナ、カール・フレッシュ『スケールシステム』はこう使う

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
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 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

音階 教本 小野アンナ カール フレッシュ スケールシステム

音階教本練習しても音程はよくならない?!

 ヴァイオリン音階教本といえば

 『小野アンナ/ヴァイオリン音階教本

 『カール・フレッシュ/スケールシステム』が有名です

 ヴァイオリン指導においても「基本中の基本」として長年にわたり推奨され、

 ヴァイオリンを弾く方なら一度は手にしたことがあるのではないでしょうか。

 

 しかし、これらの教本が手元にあるものの

 「どのように使ったらよいかわからない」

 「一生懸命練習しているのに思ったほど音程が良くならない」

 などのように感じたことはありませんか?

 

音階教本の使い方、間違っていませんか?

 音階練習では、ひたすら何度も繰り返す、あるいは、速くスムーズに弾けること

 目指して練習してはいないでしょうか。

 何度も繰り返し練習すれば、ヴァイオリンは上手くなる、音程もだんだん改善する

 と考えていませんか?

 

 大ヴァイオリニストのヨーゼフ・シゲティは

 「音階教本は何でもいい。問題は使い方だ!」と言っています

 音階教本練習しているのに上手くならない、一向に音程が改善しないと

 感じているなら、その音階教本の使い方が間違っているのかもしれません。

 その場合は、音階練習の基本を見直すことが、問題解決に役立ちます。

 

音階練習を行う前に確認すべきこと

 音階練習とは本来、何のためにするのでしょうか?

 音階練習によってヴァイオリン音程をよくすること、つまり、正しい音程で弾けて

 いないものを正しい音程弾けるようにしたいのなら、正しい音程が何かをわかって

 いなければ、音程の改善は見込めません。

 

 そこでヴァイオリン正しい音程とは何でしょうか?

 音階練習正しい音程に矯正するには、自分の音程正しいかどうかを判断する

 必要がありますが、その判断はどのようにされていますか?

 

ヴァイオリン正しい音程は“響き”の中に

 ヴァイオリン正しい音程は、その音の“響き”の中に見つけることができます。

 ヴァイオリンの弦の上には、よく響く場所とあまり響かない場所が混在しています

 楽器から出る音の“響き”をよく聴き、その“響き”の凹凸の中から一番響くものを

 選ぶと、それがその音の正しい音程となります。

 そして、その“響き”に基づき音程を選択する方法こそが、ヴァイオリン本来

 音程の取り方なのです

 

 ヴァイオリンにはギターのようなフレットがないため、音程の取り方のようなものは

 存在しないと思われるかもしれませんが、ヴァイオリンには歴史的に確立された

 このような音程の取り方きちんとあるのです

 

ヴァイオリンを正しい音程で弾くこと意味

 ヴァイオリンの最大の魅力である、あの独特の美しい音色と朗々とした音の響き

 それらは、ヴァイオリン本来の音程の取り方で響く音を選び取られた結果、

 楽器全体が共鳴して得られるものです

 

 ヴァイオリン音程ピアノや電子チューナーなどを使って確認しているなら、

 それらはいずれもヴァイオリンの“響き”に基づくものではないため、それらで

 ヴァイオリン正確音程取ることは不可能ですし、それではヴァイオリン

 本来の美しい音色響きも得られないことになります。

 

 また、正しい音程のために指や手のなどを何とかしようとしている場合も、

 一旦そこから離れて、まずは“響き”を聴き分ける耳を鍛えることです。

 ヴァイオリンの正しい音程は、その響きの中に必ず正解があるからです。

 詳細はサイトのヴァイオリンの音程の取り方のページもご覧ください。

 

音階練習を行う際の注意点

 ヴァイオリンは、音を響かせるように弾く楽器です

 もし、音階練習を以下のような認識のもとに行っている場合は、注意が必要です

 “響き”に基づくヴァイオリン本来音程の取り方をしていない演奏では、

 ヴァイオリンの魅力を最大限に発揮することはできないからです

注意すべき認識とその理由

 ・ヴァイオリン音程ピアノの音や電子チューナー確認している

  ヴァイオリンの“響き”により正しい音程を判断すること必要です

 ・ヴァイオリン音程よりも音色大事にし、音程はその後に改善すればいい

  ヴァイオリン音色正しい音程の上に成り立つものです

 ・ヴァイオリン音程正確さよりも奏者の個性を磨く

  ヴァイオリン正しい音程の取り方のルールを学んだうえでの

   音程の選択が結果として奏者の個性となります。

 

音階練習で最大の効果を得るために

 音階練習は、どの楽器においても基礎的な訓練として重要視されています

 ヴァイオリンの場合、その必要性は一般的には以下のように考えられています。 

 演奏技術の向上:指の動き(運指)や弓の動き(運弓)の正確さを磨く。

 音感育成と向上音程の高さを聞き分け、正確に合わせる耳を養う。

 ・リズム感の向上:安定したリズムで演奏できるようになる。

 ・楽演奏への適用音階練習を通じて得た感覚を、楽演奏で活用する。

 

 これらは、音階練習を繰り返し行えば得られるものではなく、既述のような

 ヴァイオリン音程の取り方をわかったうえで行う必要があります。

 ヴァイオリン本来の音程の取り方を学んでいくと、これらのこと

 自然と身についていきます。

 

ヴァイオリン本来の“響き”を重視した音階練習のコツ

 ヴァイオリン正しい音程は、ヴァイオリンの“響き”が教えてくれます。

 自分の音程正しいかどうかの判断は、ヴァイオリンの“響き”を聴き分ける

 ことができれば可能となります。

ヴァイオリンの“響き”が教える正しい音程

 音階練習は、ヴァイオリン本来音程の取り方をわかったうえで、

 次のような方法が効果的です

 ▶単音や和音をゆっくりと弾き、響きを意識する練習を行う。

 ▶単音では楽器が[共鳴するポイント]、重音では[差音]を基準に音程確認

 [差音]とは、二つの音を正しい音程で同時に弾いた時に聴こえる第三の音で、

  重音音程取る際の目安となるものです

 音階練習では[速さ]ではなく響き]を重視する。

一音いちおん響きを聴き分ける練習の重要性

 音階練習では、一つひとつの音の“響き”をよく聴き、その“響き”の凹凸の

 中から一番響くところを探すことを意識しながら行うことが大切です

 音階練習の基本は、その音の響くポイントを正確に選び取ることにあるのです

教本だけでは伝わらないヴァイオリン本来奏法

 しかし、音階教本には、このような音程の取り方についての解説はありませんし、

 詳しい使い方の記載もありません。

 そしてヴァイオリン音程の取り方がわかったところで、響きの凹凸の中から

 正しい音程を判断することは、独学では大変難しいため、響きに精通した

 ヴァイオリン本来奏法を知る者に直接教えを請う必要があります。

 

響きを感じ取ることで生まれる変化

 レッスン形態 教室の場所 空き状況のページの  レッスン対象  にもあるように

 当教室には、コンクール受験者やプロ奏者、指導者(ヴァイオリンの先生)まで

 「ヴァイオリンの正しい音程の取り方を学びたい」とレッスンに通われています。

 「どうしても音程が安定しない」「正確音程がわからない」という悩みの原因は、

 ヴァイオリン本来音程の取り方が学べていないことにあります。

正しい音程が生み出す響きと表現力

 当教室ヴァイオリン本来奏法を学ぶと、どなたも正確音程

 ヴァイオリン本来の美しい音が朗々と響く演奏へと進化していきます。

 楽器響きに耳を傾け、響くポイントを探求し続けていると、少しずつ楽器

 「共鳴するポイント」を感じ取り始め、正しい音程でよく響くようになります。

 ヴァイオリンが深く美しい響きを放つようになると、演奏全体も格段に豊かな

 表現力を持つものへと変わっていくのです

 

おわりに

 ヴァイオリン音階練習本来の目的は、ヴァイオリンの“響き”の中にある

 正しい音程を聴き分け、探し当てる訓練にあります。

 音の“響き”を感じ取り、その“響き”とともに演奏することができたとき、

 ヴァイオリンはその本来の美しさを放ち始めます。

音程改善への新たな一歩

 「音階練習をしても音程が改善しない」

 「ヴァイオリン音程の取り方がわからない」

 「ヴァイオリン正しい音程弾けるようになりたい」

 「何とかして音程をよくしたい

 そんな方に、当教室では、歴史的に確立されたヴァイオリン本来奏法に基づき、

 ヴァイオリンの“響き”の中から正しい音程を判断できるよう、一音いちおん

 響き確認しながら、きめ細やかなレッスンを提供しています

 

 ヴァイオリン音程を改善し、ヴァイオリン本来の美しい音で奏でてみたい方は、

 ぜひ当教室でその第一歩を踏み出してください。音程矯正の専門家があなたの

 ヴァイオリン演奏を劇的に改善させ、新たな可能性を見出すお手伝いをいたします。

 

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音階 教本 小野アンナ カール フレッシュ スケールシステム

(Carl Fischer Music では、現在はグリーン:Va レッド:Vc 用です)


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