コンフォレスト COMFO REST Model-k ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その2~

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 専門家を目指す方だけではなく、趣味で習う方にも
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

 ヴァイオリン本当に上手に弾けるようになりたい方は
 当教室バイオリンレッスンをぜひ受けてみてください。

(この記事には
 『コンフォレスト COMFO REST Model-k
  ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その1~

 『コンフォレスト COMFO REST Model-k
  ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その2~』(当記事)

 『コンフォレスト COMFO REST Model-k
  ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その3~

 が関連します)
ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

このブログで繰り返し書き続けているように

 ヴァイオリンの音程は、総ての音程において[響き]により認識され判別される

 とともに、正しい音程は、その音が最も響くポイントである[](つぼ ツボ

 によって取るのが本来の音程の取り方です

そうしたなか

 私の教室には音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように、

 趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、

 指導者(ヴァイオリンの先生)までもが習いに来ていて、その目的は

 「ヴァイオリン正しい音程弾けるようになりたい」という最多のものから

 「ヴァイオリンを綺麗な音で奏でたい」

 「ビブラートの正しい掛け方を学びたい」というものまで多岐にわたります。

とはいえ

 『決定的な誤解!ヴァイオリンの音程は[改善]ではなく[開栓]するもの!

 でも書いたように

 正しい音程は、既述の[壺]を認識し選択する手法を学ぶことであり

 綺麗な音 は、既述の[]で奏でることで綺麗な音となるのであり

 ビブラートも、既述の[]を中心に僅かにずらし響きの濃淡から音を遠達させる

 ことから、いずれの場合も、その音が最も響くポイントである[](つぼ ツボ

 について学ぶという点は同一なものとなるのです

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

であればこそ

 ヴァイオリン習得では、その[]を選択する手法を学び続けることが総てのため

 ヴァイオリンの楽器でも、その[壺]を認識し易くする状況を作ることが求められ、

 そうした点で

 『コンフォレスト COMFO REST Model-k

  ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その1~』で詳しく書いた

 あご当ては、響きを増加させるという点において、まさにその目的に適う製品です。

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

けれども

 そのあご当てにおいて、製作者が徹底した軽量化を追求していてもなお従来の構造が

 足枷となっている箇所があると感じたことは、上記の記事の最後に書きましたが、

 その箇所とは、軽量化を追求して選択されている米杉のあご当てと表板が接する部分

 さらに、これも軽量化を追求して選択されているチタン製の脚部と裏板が接する部分

 そのいずれにも貼られているコルクです

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き
ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

そうしたなか

 『コンフォレスト COMFO REST Model-k

  ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その1~』で取り上げた

 SASのあご当てでは、取付金具が表板・裏板と接する部分に貼られている

 シリコンシートが響きを損ねるので、それを削り取りコルクシートに替えていますが

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

バイオリン・ビオラ用 あご当て SAS メープル 24mm

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

バイオリン・ビオラ用 あご当て SAS メープル 24mm 支柱カーボン

https://kreislermusic.ocnk.net/product/2021

 それ以前に使用していた

 カール・フレッシュ[真ん中タイプ]あご当て NEWモデル ヒル脚の使用時から

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

カール・フレッシュ[真ん中タイプ]あご当て NEWモデル ヒル脚

 あご当てが表板・裏板と接する部分に傷防止のために貼られる素材として

 はたしてコルクが一番響きが良い素材なのか?

 あるいはコルクよりも響きが良い素材があるのではないか?

 という探求を長年続けていました。

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

しかし

 傷防止のためのシート状の素材として探すと、ほぼ総ての素材において

 「圧力を吸収する」すなわち振動吸収の素材ばかりで、楽器響きを増すための

 「圧力を拡散する」すなわち振動を吸収しない素材は一切見つけることができず

 「圧力を反発する」すなわち振動を跳ね返すような素材は、枕やマットレスなどの

 分厚い製品しか見つけられないでいました。

ところが今回

 COMFO REST Model-kという素晴らしいヴァイオリンあご当てと出会えた

 タイミングで、ついに理想の素材にも出会えたのです

それは

 厚みが20mmの製品に6mから生タマゴを落下して2m以上跳ね返る!

 勿論、タマゴは無傷のまま(メーカーテスト結果です

 という商品説明のように、高反発弾性と衝撃吸収性を兼ね備えた新素材が、

 厚みが2mmの製品として市販されていたのです

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

つまり

 タマゴが無傷のまま=「振動を吸収する」=表板・裏板を傷つけないことが期待され

 タマゴが跳ね返る =「振動を反発する」=楽器響きが損なわれにくいと期待して

 早速そのシートを購入し

 COMFO REST Model-kの脚部に貼られていたコルクを削り取り

 ゴム系の接着剤では振動を吸収するので、そうした心配がない下掲の接着剤で

 同じ場所に貼ってみました。

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き
ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

上 COMFO REST Model-k + コルク(オリジナルの状態)

下 COMFO REST Model-k + 高反発シート       

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き
ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

(挟み込むことで、2mmの厚みが圧迫されて半分以下程度になるとともに  

 取り付ける場所が、楽器を構えると見えにくい位置にくるため       

 素材の色が派手な蛍光黄緑色でも、あまり気になりません(笑))     

すると

 私の予想は外れた…と言っても悪い意味ではなく、良い意味にて

 私の予想を大きく裏切る、素晴らしい成果を得ることが出来ました。

それは

 素材であるシートの材質が特殊ポリオレフィン発泡体であるため

 コルクよりも柔らかいことで、コルク以上に表板・裏板を傷つけない代わりに

 コルクよりも高音域と低音域が若干吸音されてしまうため、貼り替えた当初は

 多少甲高く感じられる音がある程度していました。

がしかし

 それは、貼り替えたほんの当初だけの話で、貼り替えた直後から

 コルクよりも反発することで、コルク以上に響きを損なわないどころではなく

 コルクよりも響き自体が拡散されることで音量が増して、多少甲高い感じの音が

 ある程度弾き込むと響きの増加によって打ち消されることがわかりました。

そして何より冒頭既述のように

 ヴァイオリン音程は、総ての音程において[響き]により認識され判別され

 その音が最も響くポイントである[]によって取るのが本来音程の取り方です

 単に響きが増加しただけでは[]が認識し難くなってしまう場合もありますが、

 高反発シートによる増加では[]が識別し易くなる響きの増加をもたらしました。

ですから

 COMFO REST Model-k自体において響きが増していたものが

 COMFO REST Model-kが表板と裏板で接する部分のコルクを

 今回のシートに貼り替えることよって

 より一層ヴァイオリン正しい音程が取り易くなる、すなわち

 より一層ヴァイオリン正しい音程の豊かな響きで奏で易くなり

 つくづく今回のシートの[高反発シート]というネーミングの成果だと思いました。

ヴァイオリン あご当て コンフォレスト COMFO REST model-k バイオリン 教室 レッスン 音程 響き

以上のように

 COMFO REST Model-k自体において響きが増していたものが

 COMFO REST Model-kが表板と裏板で接する部分のコルクを

 今回のシートに貼り替えることよって響きが更に倍加されました。

ところが

 COMFO REST Model-kの響きを更にさらに増すことができる方法

 思いついたのですが、それについては

 『コンフォレスト COMFO REST Model-k

  ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その3~

 で書きたいと思います

(この記事には
 『コンフォレスト COMFO REST Model-k
  ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その1~

 『コンフォレスト COMFO REST Model-k
  ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その2~』(当記事)

 『コンフォレスト COMFO REST Model-k
  ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その3~

 が関連します)

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