「きんつば」も知らずにシューベルトを弾く!?――ヴァイオリンの先生も知らない、ヴァイオリンの本来の弾き方

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

一生懸命 練習 上達 しない 理由 才能 ヴァイオリン 先生 知らない 本来 弾き方 信号機 音程 わかる 瞬間 mm単位楽器 調整 響き 指導 演奏 劇的 変化

 この記事のタイトルを見て、「私は先生じゃないから関係ない」と思いましたか?

 

 実は、この記事はすべてのヴァイオリン学習者に読んでいただきたい内容です

 

 なぜ先生知らない」と書いたのか――それは、プロ先生方でさえ知らない

 ヴァイオリンの「本来の弾き方」があるからです

 

 当教室には、初心者の方から、上級者音大生プロ奏者、そしてヴァイオリン

 先生まで、幅広い方々が学びに来られています

 音大生プロ奏者も指導者の方々も、それぞれの演奏活動において成果を上げて

 おられますが、それは初心者の方も同じです

 

 つまり、どのレベルの方も、改めて学ぶ価値がある「本来の弾き方」がある

 ということなのです

 

あなたも、こんな経験はありませんか?

 ・一生懸命練習しているのに、なぜか上手に弾けない  

 ・チューナーでは正しい音程なのに、なぜか美しく聴こえない  

 ・「もっと表情豊かに」と言われても、どうすればいいのかわからない

 

 もしかしたら、それは「あなたのせい」ではないかもしれません。

 

演奏会で起きた、予想外の出来事

 先日、ある演奏会に立ち会う機会がありました。

 日本を代表するソリストたちも演奏するコンサートで、当教室の生徒さんも

 舞台に立ちました。

 

 すると――会場を満たす、圧倒的な「美しさ」

 

 その響きは、プロ演奏をも凌駕するものでした。音がホール全体と一体化して、

 聴衆を包み込んだのです

 演奏が終わった後、周囲の方々は驚きを隠せない様子でした。

 「なぜ、あんなに美しく響くのだろう?」

(この時のことは

 『ヴァイオリンの音色が劇的に美しく変化する!プロも知らない?美音の秘訣』で

  詳しく書いています)

 

実は、多くの人が知らない「真実」があるのです

 その真実とは――

 ヴァイオリンには、300年の伝統に基づく「本来音程の取り方」が存在する

 ということです

 

 そして、その方法は、チューナーでは測れない、ピアノでも確認できない、

 “響き”を聴き分けるというものです

 

もしかして、こんな風に練習していませんか?

  チューナーを見ながら音程確認している  

  ピアノの音を聴いて合わせている  

  CDの名演を聴いて真似している  

  「なんとなく合っている気がする」で弾いている  

  音程より音色や表現を優先している

 

 実は、これらの方法では、ヴァイオリン本来持っている「美しく響く力」を

 引き出すことができないのです

 

「きんつば」を知らない人達の話

 ここで興味深いことがあります。

 

 会津地方では「今川焼」を「きんつば」と呼ぶそうです

 久留米では「ホットドッグ」が、冷やしたパンにハムを挟んだものだそうです

 (ホットな日のドッグが舌を出して放熱している様子を模したとのこと

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 それでも、その地域では愛されているかもしれませんが、

 本物の「きんつば」を知っている人には、その違いが一目瞭然です

 本来の「ホットドッグ」を知る人達には、それは異なる食べ物と思われます。

 

 ヴァイオリンも、実は同じなのです

 地域や教室で通用する弾き方と、ヴァイオリン本来の弾き方は、

 違うことがあります。

 

 ヴァイオリン本物響きヴァイオリン本来音色――それこそが、

 ヴァイオリンが長く愛され、学び、奏で続けられている理由なのです

 

ヴァイオリンが「本当に美しく響く」瞬間

 ヴァイオリンには、正しい音程で弾かれた時にこそ、最も美しく響く

 という性質があります。

 その「正しい音程」は、楽器から出る音の“響き”の中にあります。

 

 最初は“響き”と言われても、よくわからないかもしれません。

 けれどもヴァイオリン本来奏法を習い続けると、ある日突然――

 信号機で色を判断するかのように、はっきりと音程の正誤がわかる瞬間が訪れます。

 

 その時から、あなたのヴァイオリン演奏が変わり始めます。

 

 豊かに響くようになり、今まで聴いたこともないような美しい音色が、

 自然に奏でられるようになるのです

 

楽器の整備」の大切さ

 ヴァイオリン正しい音程で美しく響かせるためには、

 楽器が「響く状態」になっていることも欠かせません。

 

 私は生徒さんの楽器を拝見する際、必ず以下を確認します。

 ▶弦長・弦高は適切か  

 ▶駒・魂柱の位置は最適か  

 ▶緒留め糸(テールナイロン)の太さ・長さは正しい

 特にテールナイロンの長さをmm単位で微調整すると――突然、楽器が朗々と

 鳴り響き始めることがあります。

 生徒さんは皆、驚かれます。「こんなに響く楽器だったんですね!」

 細すぎて交換が必要なケースも多いため、常に最適な太さのテールナイロンを

 在庫しています

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サッコーニ・モデルの緒留め糸(テールナイロン)

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テールナイロンとマイクロメータ

(なお『不易流行――上達を極める!世界初のヴァイオリンパーツ』で詳しく書いた

 ように、緒留め糸として総ての市販品とあらゆる素材を検証した結果、テールコード

 としてはサッコーニ・モデルの緒留め糸であるナイロン製の太さ2mmのものが最良

 であると判断しています

(テールピースがサドル(下駒)にやや接触してしまうようにセットすることで、

 弦の張力がかかりテールコードが伸びて、僅かに接触しない最適な状態になりますが

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 最初からテールピースがサドル(下駒)に接触しないようにセッティングしてしまう

 ことで、弦の張力がかかりテールコードが伸びて、結果としてテールコードが

 長すぎる状態に陥ってしまい、ヴァイオリンが十二分には響かないケースを

 多く見かけます)

(ただし、テールナイロンの長さ調整のためには、4弦とも同時に緩めて外して

 行う必要があるため、魂柱の位置ズレないように作業することや、駒を適切な位置

 に立てられるだけの専門的な技術に加えて、テールコード自体の伸びや弦の張力の

 かかり具合によって、どれくらいの長さになるかを予想できることが求められます) 

 楽器が最もよく響く状態にして初めて、本来音程が聴き取れるのです

 

シューベルトが、ベートーヴェンに聴こえてしまう理由

 例えばシューベルトには、繊細な表現を要求される室内楽の作品が多くあります。

 

 しかし、多くの奏者が気づかないうちに、

 シューベルトを弾いているつもりなのに、力強く、ベートーヴェンのように

 聴こえてしまっている。

 あるいは、表情をつけすぎて、メンデルスゾーンのような叙情性になって

 しまっている。

 

 なぜ、そうなるのでしょうか?

 実は、それは「音程の取り方」と深く関わっているのです

 

 正しい音程で、一音いちおんが美しく響いていると、自然にその作家らしい表現が

 生まれてきます。そしてそれは決してその作曲家向けの音程ということではなく

 ヴァイオリンヴァイオリンとして奏でられるべき音程を追求することよって

 自ずとその作家ならではの表現、すなわちその作家の作品で求められる表情

 なっていくだけではなくそこで求められるべきフレーズの表現や細かいニュアンス

 そうしたものまで自ずと定められるようになるのです

 

 だからこそ、多くの作家の作品において、ヴァイオリンという楽器が用いられ、

 愛され続けているのです

 

カラヤンが教えてくれたこと

 私がベルリン・フィルのリハーサルや録音に参加させていただいた時のことです

 

 カラヤン氏は、「もっと美しい音で」「もっと響かせて」といった指示を、

 一切出しませんでした。

 それでも、あの圧倒的な「美音」が生まれていました。

 

 なぜだと思いますか?

 

 カラヤン氏は、一音いちおんについて、その場に相応しい「あり方」を求めていた

 からです

 求めるべき「音」には、求められるべき自然な秩序を与えることで「音楽」になる。

 そしてその結果として、自ずと「美しい音」が生まれていたのです

 

あなたの努力は、間違っていなかった――けれども

 ヴァイオリンが好きだからこそ、続けてきた。

 一生懸命練習してきた。

 

 その努力は、決して間違っていませんでした。

 

 けれども、どこか納得がいかない――

 「もっと弾けるはずなのに」  

 「才能が足りないのかな」  

 「練習が足りないのかな」

 

 それは違うのです

 あなたに足りなかったのは、才能でも努力でもありません。

 ただ、「本来方法」を知らなかっただけなのです

 

イワモト ヴァイオリン教室で学べること

 当教室では、初心者から上級者まで、生徒さんのレベルを問わず、

 アイザック・スターン、ヘンリク・シェリング、ユーディ・メニューイン、

 イヴリー・ギトリス、ヘルベルト・フォン・カラヤンといった世界的巨匠から

 直接学んだ指導者から丁寧なレッスンを受けられます。

 

 ▶“響き”による正しいヴァイオリンの音程の取り方を基礎から丁寧に指導

 ▶楽器の最適な整備から音楽表現まで一貫してサポート

 ▶初心者から指導者まで、それぞれに合わせた課題設定

 ▶300年の伝統と世界的巨匠の教えに基づく本格指導

 

 ヴァイオリン本来奏法を身につけることで、このような成果が期待できます。

 ▶正しい音程美しい音を豊かに奏でられるようになります

 ▶演奏技術が統合的にかつ飛躍的に向上します

 ▶いかなるでも、ヴァイオリン本来の魅力を発揮した演奏が可能になります

 ▶指導者の方は、生徒さん方も同様に飛躍的に上達させてあげられます

 

 ヴァイオリンは、あなたを裏切りません。

 

 「音」を「音楽」にする。 

 その第一歩を、一緒に始めてみませんか?

ご希望の曜日・時間帯の空き状況は↓でも確認できます

 東京都狛江市にある美しい音色・正しい音程・伝統の奏法重視の

 「イワモト ヴァイオリン教室」

 住所(狛江教室):〒201-0003 東京都狛江市和泉本町2-31-4メイプルビル301

 営業時間    :10:30~23:30(日・月・水・木・土)

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