ヴァイオリンの上達を凡事徹底で究める――先人の遺産〈定型練習法〉

本当に上達したい方のためのヴァイオリン教室です ヴァイオリン教室 バイオリンレッスン

モバイルでは端末を横長にしてご覧ください)

(iPhoneなどで端末を横長にして画面の左側にブックマークなどの表示が出る場合は

  画面最上部のアドレスバーの左側の青くなっているブック(本)のマークのアイコンをクリックすると消えます)

 イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。

 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

凡事徹底 究める 先人 遺産 定型 練習法 重音 差音 クロマチック 半音階 進行 アルペジオ 練習法 譜例 徹底 解説 基礎 鍛え 最短 上達 実感 音大生 ヴァイオリンの先生 必見

凡事徹底――「当たり前」のことを「当たり前」に

 ヴァイオリン練習に日々取り組む皆さんは、その習得上達を目指していること

 でしょう。そのためには、練習確実にこなす努力の積み重ねが必要です

 そこで求められるのが「当たり前」のことを「当たり前」に取り組む凡事徹底です

 

 とはいえ、「当たり前」だと思い込んでいる練習が、本当に「当たり前」である保証

 はありません。ただの思い込みで積み重ねた練習は、徒労に終わってしまいます

 

 では、そうならないためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

 実は、先人たちが築き上げた素晴らしい〈定型練習法〉という遺産が、「当たり前」

 のことを「当たり前」として担保し、日々の練習を確かな成果へと導いてくれるの

 です

 

先人達の遺産――伝統的な〈定型練習法〉

 先人が築き上げた伝統的〈定型練習法〉を取り入れることで、日々の練習が徒労に

 陥らず、確かな上達へとつながっていきます。

 

 ところが現代では、ヴァイオリン愛好者の急増や教育機関の多様化により、伝統的な

 〈定型練習法〉が必ずしも学び伝えられていません。また、インターネットを通じた

 情報発信の自由化によって本来指導法が見失われがちです。その結果、先人の

 貴重な遺産が置き去りにされ、表面的にを弾き通すだけのケースが増えています

 

 そこでこの記事では、ブルッフ/ヴァイオリン協奏第1番の第一楽章から、

 特に重要な3つの伝統的な〈定型練習法〉を紹介し、先人たちが残した遺産の一端を

 感じていただきたいと思います

 

ブルッフ/ヴァイオリン協奏第1番第一楽章での伝統的な〈定型練習法〉

その1 2音による和音は2音ではない

 この譜例は、第一楽章16小節~17小節です

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 第一楽章 凡事徹底 究める 先人 遺産 定型 練習法 重音 差音 クロマチック 半音階 進行 アルペジオ 練習法 譜例 徹底 解説 基礎 鍛え 最短 上達 実感 音大生 ヴァイオリンの先生 必見

 最後の部分は4音による和音ですが、冒頭の部分は2音による和音となります。

 そしてしばしば、この2音による和音を、2音だけて鳴らすケースを見聞きします。

 しかし、2音が正しく調和すると、2音の和音の振動から生じる[差音]が加わり

 音響的には2音以上の響きとなるのです

 (下掲の譜例で符頭のみの点滅で示した音が[差音です

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 第一楽章 凡事徹底 究める 先人 遺産 定型 練習法 重音 差音 クロマチック 半音階 進行 アルペジオ 練習法 譜例 徹底 解説 基礎 鍛え 最短 上達 実感 音大生 ヴァイオリンの先生 必見

 この[差音]を意識した演奏は、この譜例に限らず、あらゆる重音で求められる

 伝統的な〈定型練習法〉です

その2 クロマチック(半音階 )進行

 この譜例は、第一楽章から90小節です

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 第一楽章 凡事徹底 究める 先人 遺産 定型 練習法 重音 差音 クロマチック 半音階 進行 アルペジオ 練習法 譜例 徹底 解説 基礎 鍛え 最短 上達 実感 音大生 ヴァイオリンの先生 必見

 この譜例をそのまま弾いて練習になりませんし、ゆっくり弾いても不十分です

 まずスラー無しで1音ずつ音程確認しながら練習

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 第一楽章 凡事徹底 究める 先人 遺産 定型 練習法 重音 差音 クロマチック 半音階 進行 アルペジオ 練習法 譜例 徹底 解説 基礎 鍛え 最短 上達 実感 音大生 ヴァイオリンの先生 必見

 正しい音程が取れるようになってからスラーを加えて弾きます。

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 第一楽章 凡事徹底 究める 先人 遺産 定型 練習法 重音 差音 クロマチック 半音階 進行 アルペジオ 練習法 譜例 徹底 解説 基礎 鍛え 最短 上達 実感 音大生 ヴァイオリンの先生 必見

 こうしたクロマチック(半音階)進行での練習は、すべての半音階進行で行うべき

 伝統的な〈定型練習法〉です

その3 アルペジオ(分散和音)

 この譜例は、第一楽章から98小節です

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 第一楽章 凡事徹底 究める 先人 遺産 定型 練習法 重音 差音 クロマチック 半音階 進行 アルペジオ 練習法 譜例 徹底 解説 基礎 鍛え 最短 上達 実感 音大生 ヴァイオリンの先生 必見

 この譜例でもそのまま弾いて練習になりませんし、ゆっくり弾いても不十分です

 まず8分音符単位重音としてまとめて練習

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 第一楽章 凡事徹底 究める 先人 遺産 定型 練習法 重音 差音 クロマチック 半音階 進行 アルペジオ 練習法 譜例 徹底 解説 基礎 鍛え 最短 上達 実感 音大生 ヴァイオリンの先生 必見

 重音ごとに[差音]が生じるように練習します。

 (下掲の譜例で符頭のみの点滅で示した音が[差音です

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 第一楽章 凡事徹底 究める 先人 遺産 定型 練習法 重音 差音 クロマチック 半音階 進行 アルペジオ 練習法 譜例 徹底 解説 基礎 鍛え 最短 上達 実感 音大生 ヴァイオリンの先生 必見

 そして、このようなプロセスを踏むことが、アルペジオ全般に応用できる

 伝統的な〈定型練習法〉となります。

 

〈定型練習法〉で「当たり前」を積み重ねる

 ここまで、ブルッフ/協奏第1番第一楽章を通して  

 その1 2音による和音は2音ではない 

 その2 クロマチック(半音階 )進行 

 その3 アルペジオ(分散和音) 

 における3つの伝統的な〈定型練習法〉を具体例とともに示してきました。

 これらはいずれも、真の演奏力を引き出すために欠かせないものです

 そして、この第一楽章でも、まだ他に〈定型練習法〉として先人たちが築き上げた

 叡智が複数存在します。

 さらに、他のやより高度な楽でも同様に先人たちによる伝統的な〈定型練習法〉

 が多数あり、それを踏まえたレッスンこそが「当たり前」のことを「当たり前」に

 できるようにする最善・最短の方法であると考えています

 

 現代の指導・演奏現場では、これらの練習法が見失われ、「を弾き通す」こと

 偏りがちです。しかし、ヴァイオリン演奏、さらには音楽表現の深みを得るには、

 「当たり前」のことを「当たり前」に行う伝統的な〈定型練習法〉を着実に学び

 重ねる必要があります。

 

伝統的な奏法こそを学ぶ

 イワモト ヴァイオリン教室では、単にを「通す」だけで終わらせず、先人の

 叡智が息づく遺産である伝統的〈定型練習法〉を土台にしたレッスン行って

 います

 

 「当たり前」を一歩ずつ着実に積み上げることで、演奏技術と表現力の向上を

 確かな手応えとして感じられます。

 

 ▶ブルッフ/協奏曲第1番はもちろん、さまざまな楽曲に対応する練習法を指導

 ▶一般の方に加えて音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンでも本来の奏法を指導

 ▶基礎から応用まで、一歩ずつ確かなステップで身につけられます

 

 「を弾き通す」だけでは得られない、音程響きの微細な変化に向き合う時間。

 こうした基礎の見直しを通して、確実上達したい方は、イワモト ヴァイオリン

 教室にぜひお越しください。

 東京都狛江市にある美しい音色・正しい音程・伝統の奏法重視の

 「イワモト ヴァイオリン教室」

 住所(狛江教室):〒201-0003 東京都狛江市和泉本町2-31-4メイプルビル301

 営業時間    :10:30~23:30(日・月・水・木・土)

 アクセス

 生徒さんの感想(Googleへのレビュー)

凡事徹底 究める 先人 遺産 定型 練習法 重音 差音 クロマチック 半音階 進行 アルペジオ 練習法 譜例 徹底 解説 基礎 鍛え 最短 上達 実感 音大生 ヴァイオリンの先生 必見

各色のマークをクリックすると、関連リンクが表示されます。


(下掲のボックスでブログ(サイト)内の検索ができます)

 

 

このブログの文章・画像・その他のコンテンツを含む一切の転載をお断りいたします

 究極のヴァイオリン奏法